2009-01-03から1日間の記事一覧

りゅうの俳句1277

・あの人の 行ったのだろう 童話なり ・この短歌 行ったのだろう 黄金かも ・この氷 はてなするのは たばこかな ・青年や 行ったのだろう 姿かな ・あの仲で 行ったのだろう 氷なり

平成の歌13

一面のなづなの花を鋤き込みて 忽ち田の面の色変はりたり 病み後のろれつの悪しきを嘆きつつも 従兄弟は歌会でひたすらなりき 在りし日に夫の作りし玉しのぶ 赤き芽吹きの日に透きて見ゆ 春嵐過ぎし朝の裏庭に 散りばふ柿の若葉掃き寄す

黄金色のまゆ玉

黄金色のまゆ玉1 星のきれいな夜でした。 みしっ、みしっ。 ぱりっ。 バリバリッ。 ばしゃっ。 諏訪湖の方から、大きな音が聞こ えてきました。 「何の音だろう?」 「氷が割れたような音だが」 「だれか湖に落ちたのだろうか」 人々は、驚いて外へとびだし…