2009-01-08から1日間の記事一覧

りゅうの俳句1282

・あのまゆで とりよせました 蚕だね ・養蚕や とりよせました ホトトギス ・その黄金 かっていました 蚕なり ・その地方で じまんされたし 夫かも ・あの吾で かっていました 黄金だね

平成の歌18

来春は帰国できると汝一家の クリスマスカードの寄せ書き届く しあはせを人の物差しで計るなと 夫亡き吾に兄は言ひたり 蝉がらのつきしままなるブライタルベール 冬越しさせむと部屋にとりこむ 霜柱崩るる音に耳澄まし 真昼の畑にほうれん草を摘む

黄金色のまゆ玉

黄金色のまゆ玉6 二月初めのある夜。 青年たちは、今夜も明神さまの後 をつけていました。 湖の真ん中あたりまできた時、 「ばりばりっ、みしっ」という大 きな音がして、氷がわれはじめま した。 「わぁー!」 「気をつけないと、湖へ落ちるぞ」 青年たち…