火とぼし山56 「きよちゃんは、いつもそんなふ うに祈っているの」 「祈っているわ。次郎さんのこと も、元気で暮らせますようにと、毎 日祈っている」 きよのことばを聞き、次郎は思い ました。 おらは、暗い夜道を、何時間もか けて訪ねてくるきよちゃん…
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