火とぼし山74 「きよ。火がどうしたのじゃ」 「火が南にともっていたの」 「何、火が南にともっていたと。 きよ、それは、ほんとか」 「はい。火が、いつもより南にと もっていました。 泳ぐ方向を変えようと思ったとた ん、うずにまきこまれてしまいま し…
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