[童話]火とぼし山 火とぼし山 87 第七章 新しい出発 17 「次郎さんて、誰」 「おまえが、この世で一番好きな人じゃ」 きよは、大好きだった次郎のこともおぼえて いないようでした。 「私が、淵でおぼれたのですか」 「そうじゃ。大きなうずにまきこまれ…
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