瑠璃寺の青獅子12
獅子頭のイメージが頭に浮かぶと、
男は滝へ行き、不動明王にお参り
しました。
その後、滝へ行き身を清めました。
男は、獅子頭を彫るために、小屋
にこもりました。
「獅子よ。早く目をさましておくれ。
そして、外へでておいで。待って
いるぞ」
男は、木にむかって、話しかけま
した。
男は、獅子頭の大きさを決めると、
ていねいに木を切りました。
そして、角材の側面に、おおまか
な獅子の下絵を描きました。
いよいよ荒彫りです。
つづく
昨日の分は、こちら
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初めて読んでくださったかたへ
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童話「瑠璃寺の青獅子」は、
信州高森町にある瑠璃寺に伝わっ
ている「青獅子」の話をヒントに
して、みほようこが書いたもの。
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