井戸で鳴く黄金色のにわとり


 井戸で鳴く黄金色のにわとり27


そして、栄華をほこっていた武田の
一族は、あっけなく滅亡してしまっ
たのです。



大島城は、織田との戦で、焼失して
しまいました。
現在、残っているのは、丸馬出し・
三日月掘・枡形虎口などの遺構だけ。



その後。
るり姫が身をなげた城の井戸からは、
にわとりの「く、く、くっ」という
悲しそうな声が聞こえてくるとか。



静かな城址を散歩していると、「こっ
こ、おいでー」というるり姫のやさし
い声が、どこからか聞こえてくるよう
な気がします。


         おわり



   昨日の分は、こちら。


http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100205#p1



   初めて読んでくださったかたへ


http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100111#p1



「井戸で鳴く黄金色のにわとり」は、
信州の伊那谷にあった「大島城」に
伝わっている話をヒントにして、
みほようこが書いた物語。

童話集「竜の姿をみた少女」


昨年12月、「鳥影社」から、
みほようこの五冊目の童話集
「竜の姿をみた少女」が、発売さ
れました。



ビーケーワン・アマゾン・楽天
紀伊国屋書店ジュンク堂などで、
本を発売中。



本が発売されて、50日。
全国の公立図書館でも、本を購入し
ていただいております。



童話集「竜の姿をみた少女」は、
信州の「しらかば湖」と「白駒池」
を訪ねた時に、諏訪の「風の神様」
から聞いた話。





http://www.bk1.jp/product/03220629






収録されている童話は、「竜の姿を
みた少女」と「女神さまとの約束」。
定価は、1400円プラス税



小学生のみなさんに、ぜひ読んでい
ただきたいと思います。



     竜の姿をみた少女


http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20010101#p1


     女神さまとの約束


http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20010102#p1



       裏表紙