生きがいの創造


七年位前のある日。
夫の教え子が、訪ねてきました。
そのかたは、中学を卒業した後も、親友と二
人で、時々寄ってくれました。
その頃、夫は体の具合が悪く、入院中でした。



いつも元気の良いそのかたが、もじもじし
ている。
「どうしたのだろう」と思った私。
すると・・・。
奥さん奥さんはあの世を信じていますか。
うまれかわりを信じますか」と、突然聞かれた。



「はい。私はあの世を信じています。うまれ
かわりもあると思っています」
そう私は答えました。



すると・・・。
「ああ、良かった・・・」と。
そういって、さしだした本が、


生きがいの創造―“生まれ変わりの科学”が人生を変える (PHP文庫)

生きがいの創造―“生まれ変わりの科学”が人生を変える (PHP文庫)




そのかたは、大学も工学部を卒業しているし、
そういうことには全く関心がないのではない
か・・・、そう思っていたので、私の方がび
っくりしました。



いろいろ聞いてみたら、数年前スキーで怪我
をし、何年間も療養生活をしていたという。
「そういえば、。。君、この頃ちっとも訪ねて
こないね。どうしたのだろう」と、夫と心配し
ていたところでした。



療養生活をしている間に、いろいろな本を読
んだそうです。それらの本の中に「生きがい
の創造」があり、いろいろ考えさせられたの
で、ぜひ先生にも読んでほしいと思い、今日
持ってきた・・・と話してくれました。



夫は、入院する前は、「神様なんていない」
とか、「あの世なんてない」とか、「うまれ
かわりなんて・・・」といっていました。



でも、体の具合が悪くなり、死と直面するよ
うになって初めて、「神様の存在」や「死後
の世界」のことを、ほんの少しですが、信じ
るようになっていました。
・・・というより、信じることで、死への恐
怖からのがれていたのかもしれません。



十字架にかけられているキリストの絵をみて、
涙を流している夫をみて、夫も変わったなと
思った私でした。死と直面した人にしかわか
らない心情なのでしょうね。



その後、私は飯田史彦さんの本を何冊か読み
ました。教え子が届けてくれた本を夫が読ん
だかどうか、それはわかりません。
多分読んだだろうと思います。



生きがいのマネジメント―癒しあい、活かしあう生き方へ




生きがいの本質―私たちは、なぜ生きているのか




私も、こどもたちのために、童話「ふしぎな
鈴」を書きました。


「ふしぎな鈴」は、みほようこの三冊目の本。
昨年九月、http://www.choeisha.com/
から、発行されました。



ふしぎな鈴 風の神様からのおくりもの (3)

ふしぎな鈴 風の神様からのおくりもの (3)