裏の林で、もずが「きちきち」と鳴いて
います。
もずというと、サトウハチローさんの詩・
「小さい秋」にもあるように、秋の鳥という
イメージが強いですね。
でも、初夏にも甲高い声で鳴いています。
「小さい秋」
サトウ ハチロー 作詞
中 田 喜 直 作曲
誰かさんが 誰かさんが
誰かさんが 見つけた
小さい秋 小さい秋
小さい秋 見つけた
目隠し鬼さん手の鳴る方へ
すましたお耳に かすかにしみた
呼んでる口笛百舌の声
小さい秋 小さい秋
小さい秋 見つけた
「万葉集」にも、こんな歌があります。
原文: 秋野之 草花我末 鳴百舌鳥
音聞濫香 片聞吾妹
作者: 不明
よみ: 秋の野の 尾花(をばな)が
末(うれ)に 鳴くもずの
声聞きけむか 片聞け我妹(わがせ)
昨年の日記より
小さな狩人・もず