庭で、もずが鳴いていました。
「もずが枯木で」
サトウハチロー 作詞
徳富繁 作曲
もずが枯木に泣いている
おいらは藁をたたいてる
綿ひき車はおばあさん
コットン水車も廻ってる
みんな去年と同じだよ
けれども足りねえものがある
兄さの薪割る音がねえ
バッサリ薪割る音がねえ
兄さは満州へ行っただよ
鉄砲が涙で光っただ
もずよ寒くも泣くでねえ
兄さはもっと寒いだぞ