虹の橋の上で5
すると・・・。
また、おばさんの声が聞こえました。
「まーちゃん、まーちゃんはもう立
てるのよ。しっかり足をふんばって、
立ってごらん」
まーちゃんは、おばさんにいわれた
ように、虹の橋の上で立ってみよう
と思いました。
しかし、なんにもつかまるものがあ
りません。
まーちゃんは何度もころがりながら、
それでも立とうと一生けんめいでし
た。
三十回目に、ようやくまーちゃんは
立つことができました。
「やっと立てたぞー」
まーちゃんはおおよろこび。
「まーちゃん、よく立てたねぇ。
今度は虹の橋の上を歩いてごらん」
また、おばさんの声が聞こえました。
つづく