2008-12-22 平成の歌1 母の短歌 武田軍の狼煙をあげし跡地とぞ わが住む丘を遠く見放くる 庭隅に娘の植ゑゆきしスズランの 赤き実濡らして時雨過ぎ行く 戸締りを忘れし二階の部屋内に 十三夜月明るく照らす まとまらぬ歌を心に歩みゆく 夕べ枯葉の音たてて舞ふ