2009-01-04 平成の歌14 母の短歌 花見むと来しユリの木の枯れがれて 根元に一枝伸び立つ緑 歌などは教へられるべきものにあらずと 詠まれし先生のみ歌心に沁みぬ 去り難く娘と立つ墓辺に在りし日に 夫の植ゑたるハナノキの花 梅雨明けて夏の日光の漲る庭 蝉のぬけ穴日毎増しきぬ