2009-01-07 平成の歌17 母の短歌 在りし日に夫の植ゑたる八つ手の広葉 染めて金木犀散り終りたり 十一月季節外れの台風に 散り残る満天皇も裸木となる 土竜おどしの音立て響く畑隅に 酒に醸さむよもぎ摘みをり 中空に七分に欠けし月食は 汝住む国からは如何に見ゆるらむ