井戸で鳴く黄金色のにわとり


  井戸で鳴く黄金色のにわとり


http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20080710#p1



「井戸で鳴く黄金色のにわとり」
は、信州伊那谷にあった「大島城」
に伝わっている話をヒントにして、
みほようこが書いた物語。



「次の日」「次の日」とおせば、
「井戸で鳴く黄金色のにわとり」を
続けて読むことができます。



「井戸で鳴く黄金色のにわとり」より


どのくらいの時間がすぎたのでしょ
うか。
「姫。わしが、大島城を守ってやる
ぞー。安心しろ。
わしは、大蛇ケ淵の主じゃ」
どこからか、おごそかな声が聞こえ
てきました。



すると・・・。
大蛇ケ淵から、水柱があがりました。
天まで届くほどの巨大な水柱でした。
「わぁーっ」
「すごい水柱だ!」
水柱をみた三河の兵士たちが、驚き
の声をあげました。



空から、ぽつぽつと大粒の雨が降っ
てきました。
そして、どしゃぶりの雨になりま
した。目をあけておれないほどの
強い雨でした。