ふしぎな鈴6
「わぁ、いい声。うぐいすさん、
じょうずに鳴けるようになって
よかったね」
姫は、うぐいすに話しかけました。
うぐいすもうれしそうです。
姫のおとうさんは、小鳥が大好き。
小鳥の鳴きまねもとてもじょうず
でした。
「姫、きてごらん。椿の木にめじ
ろがきているよ」
庭へ小鳥が来ると、おとうさんは
小鳥の名前を教えてくれます。
姫は、小鳥の名前や鳴き声を、自
然におぼえました。
そして、小鳥たちと仲良しになり
ました。
つづく
昨日の分は、こちら。
http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100614#p1
初めて読んでくださったかたへ
http://d.hatena.ne.jp/youko510/20100610#p1
「ふしぎな鈴」は、みほようこの
三冊目の童話。
2005年9月、「鳥影社」から
発行されました。
リーン・リーン・リーン。…
五百年の時をへて、心やさしい小
桜姫と現代の少女をむすぶ、美し
い鈴の音が聞こえる。
信州諏訪の「風の神様」が、そっ
と教えてくれたお話。
http://www.bk1.jp/product/02593627