黄金色のまゆ玉2
次の朝。
「なんだ、これは・・・?」
「すごい割れ目だね」
湖をみた人々は、びっくり。
湖の氷が割れていたのです。
氷がせりあがり、いくえにもかさ
なりあっています。
大きな山は、こどもの背丈ほどあ
りました。
小さな山でも、三十センチくらい。
湖の上には、でこぼこした長い氷
の山ができていたのです。
人々には、大きな竜が、湖をのた
うちまわっているようにみえました。
なんと、その氷の割れ目は、明神
さまが住んでいる神社の近くから、
湖の向こう側までずっと続いてい
ました。
つづく
前日の分は、こちら。
http://d.hatena.ne.jp/youko510/20110111#p1
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