古事記神話「古事記物語」


    大国主命


    沼河比売 15


玉造り集団の責任者だった沼河比
売は、「越の翡翠の権利を守らな
くては」という気持が強かったの
でしょうか。



大国主命は家来に命じ、沼河比売
が寝ている間に船にのせ、七尾港
へ運ばせました。



翌朝、目をさました沼河比売は驚
きました。
「なぜ船の上にいるのだろう」と。
沼河比売は、船から脱出する機会
をじっと待ちました。


      つづく