ふしぎな鈴


  小桜姫とふしぎな鈴 5


夏のある朝。
「姫、姫―。きてごらん。朝顔
花が咲いたよ」
おとうさんが姫をよんでいます。
庭へでると、朝顔の花がたくさん
咲いていました。



「わぁ、たくさんの朝顔!!」
姫は、一つ・二つ・三つ…と、花
を数えはじめました。
しかし、たくさんすぎて、幼い姫
には数えることができませんで
した。


       つづく