2016-12-09 竜神になった三郎 童話 竜神になった三郎 6 ななかまどの実が橙色になった、 秋のある日。 三郎は、遠くの町へ用たしにでか けました。 その町には、大きな美しい湖、諏 訪湖があります。 三郎は、久しぶりに諏訪湖によっ てみました。 魚でもとっているのでしょうか。 湖には、小さな舟がいくつかうい ていました。 「なんてきれいだろう」 秋の日をあび、湖はきらっきらっ と輝いています。 三郎がぼんやり湖をながめている と、「何をみていらっしゃるの」 後でかわいい声がしました。 つづく