2018-11-01 竹取物語 [童話]竹取物語 竹取物語 32 第四章 くらもちの皇子と蓬莱の玉の枝 7 「本物かしら」 姫は、何度も玉の枝をみました。 皇子の歌も、なぜか心にひびき ません。 「くらもちの皇子は、姫が希望し た蓬莱の玉の枝を持ってきたので すよ。姫、もう皇子の申し出をこ とわることはできません。自宅へ も寄らず、旅の姿のまま、姫の所 へきたのです。皇子と結婚しなさ い」 おじいさんがいいました。 つづく