2018-11-04 竹取物語 [童話]竹取物語 竹取物語 35 第四章 くらもちの皇子と蓬莱の玉の枝 10 おじいさんが、皇子に聞きました。 「この木は、どんな所にはえてい たのかね」と。 すると、皇子が話を始めました。 二年前の二月十日。 難波から船に乗り出発しました。 蓬莱山の方向がわからないので、 心細かったけれど、風にまかせて 航行しました。 航海を続けていれば、いつかきっ と蓬莱山にたどりつくことができ るだろうと思いました。 つづく