竹取物語

[童話]竹取物語


   竹取物語 36


第四章 くらもちの皇子と蓬莱の玉の枝 11


波の荒い日が続き、船が沈みそうに
なったり、知らぬ国に吹き寄せられ、
鬼のような怪物に殺されそうになっ
たり。
ある時には、方向がわからなくなり、
遭難しそうになったことも。


食料がなくなってしまい、上陸した
島で、草の根を食べたこともありま
した。
おそろしい妖怪に食べられそうにな
ったことも。
貝を食べ、命をつないだこともあり
ます。

      つづく