竹取物語

[童話]竹取物語


   竹取物語 40


第四章 くらもちの皇子と蓬莱の玉の 15


ここへ持ってきた木の枝は、その
中ではあまり美しいと思えないも
のでしたが、かぐや姫が希望した
通りの物でないとだめだと思い、
この木の枝を折ってきました。


少しでも早く帰って、かぐや姫
この枝をみてほしいと思いました。
船にのると、追い風が吹き、四百
余日で帰ってくることができました。
仏さまが守ってくれたのでしょう。


      つづく