竹取物語

[童話]竹取物語


   竹取物語 66


第六章 大伴御行大納言と龍の頸の玉 1


大伴御行大納言は、すべての
家来を集め、命令しました。
「龍の頸には、五色の光を発す
る玉がついているそうだ。龍の
頸についている玉をとってこい。
玉をとってきた者には、ほうび
をあげよう」と。


すると、家来たちが口々に、「大
納言さまの命令には従わなくて
はいけませんが、龍の頸につい
ている玉など、簡単に手に入れ
ることはできません。


      つづく