竹取物語

[童話]竹取物語


   竹取物語 76


第六章 大伴御行大納言と龍の頸の玉 


「船に乗ったら、船頭だけを信頼
するものだ。それなのに・・・な
ぜ頼りないことをいうのか」
船酔いのため、大納言は口から物
をはきながらいいました。


「わしは、神様ではないので、何
もできません。強い風が吹き、波
が荒く、その上雷まで・・・。こ
れは、ただごとではありません」


      つづく