竹取物語

[童話]竹取物語


   竹取物語 97


第七章 石上の中納言と燕の子安貝 13


かひはかくありけるものをわびはてて
 死ぬる命をすくひやはせぬ


中納言は、かぐや姫に返歌を書き
終えると、ぐったりしてなくなっ
てしまいました。
かぐや姫は、中納言が亡くなった
ことを知り、気の毒に思いました。


そのことから、少しうれしいこと
を「かいあり」というようになり
ました。


      つづく