竹取物語

[童話]竹取物語


   竹取物語 104


第八章 帝のお召しに応じないかぐや姫 7


「帝が、かぐや姫が宮仕えをして
くれたら、じいに五位の位をくだ
さるそうだ。それでも、姫は宮仕
えをしないつもりかね」
「私は、宮仕えをするつもりはあ
りません。じいが、無理に宮仕え
をさせるなら、私は死にます」


「姫、何をいうのだ。姫が死んで
しまうなんて・・・。じいは、爵
位などいらない。でも、姫は、な
ぜ宮仕えをしないのか。死ななく
てはならない訳でもあるのかね」


      つづく