竹取物語

[童話]竹取物語


竹取物語 137


第十章 帝、不死の薬を高い山で焼く 2


中将は、翁の家に派遣された二千人を引き連れ、
御殿に帰りました。
そして、月の都の人たちと戦ったが、かぐや姫
をひきとめることができなかったとを、帝に報
告しました。
そして、不死の薬が入っている壺と、かぐや姫
の手紙を、帝に渡しました。


帝は、かぐや姫の手紙をみて、悲しみのあまり
何も口にしなくなりました。
「天に一番高い山は、どの山じゃ」
帝は、大臣たちに聞きました。


        つづく