2019-02-16 竹取物語 童話 [童話]竹取物語 竹取物語 138 第十章 帝、不死の薬を高い山で焼く 3 すると、ある人が、 「駿河の国にある山が、都にも近く、天にも 近いといわれています」と答えました。 帝が、歌を詠みました。 あふこともなみだにうかぶ我が身には 死なむ薬も何にかはせむ かぐや姫からもらった不死の薬の壺に手紙を つけて、御使に渡しました。 勅使の調(つき)の岩笠を呼び、駿河の国に ある山の頂きに、壺と手紙を持っていくよう に、命令しました。 つづく