古事記神話「古事記物語」

[童話]古事記神話「古事記物語」


古事記神話「古事記物語」36


八岐大蛇(やまたのおろち) 1


高天原で大あばれをした須佐之男命(すさのお
のみこと)は、神様たちによって、下界へ追放
されてしまいました。
須佐之男命が降りた所は、出雲の国肥の河のほ
とり、鳥髪。


命がぼんやり川をながめていると、上流からは
しが流れてきました。
「おや、上流には、人が住んでいるらしい。行
ってみるか」
命は、川にそって登って行きました。
すると、一軒の家がありました。
中へ入ると、老夫婦が娘を囲み泣いています。


         つづく