古事記神話「古事記物語」

[童話]古事記神話「古事記物語」


古事記神話「古事記物語」77


大国主命

沼河比売 3


能登半島についた大国主命は、まず
邑知(おおち)平野の開拓を始めま
した。
その頃の邑知平野は大きな潟で、怪
鳥や大蛇が住み村人たちを困らせて
いました。
大国主命は、その怪鳥や大蛇を退治
し、まわりの地をだんだんに開拓し
ていきました。
そして、人々に農耕の技術を伝えた
のです。


能登半島の開拓が終わると、大国主
命は舟で越の国へ上陸しました。
越に着いた大国主命は、身能輪山に
宮殿をかまえ、村の人々に農耕の技
術や砂鉄の精錬技術などを伝えました。


       つづく