古事記神話「古事記物語」

[童話]古事記神話「古事記物語」


古事記神話「古事記物語」85


大国主命

沼河比売 11


しばらくして、建御名方神(たけみなかたのかみ)
が生まれました。
後に、諏訪の祭神になるかたです。
建御名方神が生まれた時、近くの山から、たくさ
んの小鳥・雉・鹿・熊などが集まってきて、建御
名方命の誕生を祝いました。
日本海からは、建御名方命の誕生を祝うかのよう
に、おだやかな気持のいい風が吹いたそうです。
大国主命は、身能輪山の宮殿で、沼河比売と建御
名方神と三人で、幸せに暮らしました。


ところが、ある日。
出雲から、大国主命の父神がなくなったという知
らせが届きました。
大国主命は、越の長たちに、建御名方神の後見を
頼み、出雲へ帰ることにしました。


         つづく