古事記神話「古事記物語」

[童話]古事記神話「古事記物語」


古事記神話「古事記物語」97


大国主命

国譲り 5
 

次につかわされたのは、天若日子(あめわかひこ)。
天照大御神は、立派な弓と矢を持たせ下界へ送り
ました。
ところが・・・。
天若日子は、大国主命の娘・下照比売と結婚して
しまったのです。
そして、葦原中国を自分のものにしようとたくら
み、八年間もどってきませんでした。


天若日子は、八年たってももどってこない。な
ぜもどってこないのか」
その理由を聞くためにおくられたのが、雉。
名は、鳴女(なきめ)。
鳴女は桂の木にとまり、天照大御神のことばを伝
えました。


          つづく