2019-07-22 火とぼし山 童話 [童話]火とぼし山 火とぼし山 13 第二章 再会 3 「きよちゃん。ほんとにきてくれたのだね。 ありがとう。おらも、きよちゃんに会いたか った」 次郎は、笑顔できよを迎えてくれました。 きよは、次郎の笑顔をみたとたん、疲れがい っぺんにふきとびました。 「次郎さん。この一週間、とても長かったわ。 時間が止まっているのではないかと思ったく らい」 「おらも」 二人は、再会できたことを心から喜びました。 「はい、次郎さん。むすびよ」 「むすび?」 つづく