火とぼし山

[童話]火とぼし山


火とぼし山 92


第七章 新しい出発 22


「きよ、よろしく」
おばあさんが、にこにこしながらいいました。
「こちらこそ、よろしく。お世話になります」
「こんなかわいい人と暮らせるなんて、私うれし
いわ」
おばあさんはうれしそうでした。


「きよ。外へでてみましょう。静岡は、暖かくて
良い所ですよ」
手長がいいました。
外へでると、目の前に富士山が見えました。
「わぁー、富士山だ」
富士山が好きなきよは、大喜びでした。


         つづく