2019-10-26 鹿になった観音さま 童話 [童話]鹿になった観音さま 鹿になった観音さま 15 「和尚さま。わしは、おそれおおくも観音さ まに矢をむけてしまいました。わしは、どう したらいいんじゃ」 三郎は、観音さまの化身である鹿に矢をむけ たことを、心からくやみました。 すると、和尚がいいました。 「三郎さは、あけてもくれても、鹿狩りをし ている。もういいかげんに、殺生をやめたら どうかと、観音さまがいっているのかもしれ んぞ。 つづく