2019-12-06 赤い夕顔の花 童話 [童話]赤い夕顔の花 赤い夕顔の花 2 関と隣の城・下条との対立は激しく、数十年に わたり、何度も戦がくりかえされました。 そして、大下条周辺の十八ケ村が、権現城の領 地になりました。 しかし、高地が多く、農作物の収穫はあまり期 待できません。 城ができてから九十年後。 天文八年(1538年)。 「盛永さまが、五代目の城主になるそうじゃ」 「年貢は、どうなるのじゃろ。安くなるとうれ しいが」 領民たちは、新しい城主・盛永に期待しました。 つづく