2020-01-30 赤い夕顔の花 童話 [童話]赤い夕顔の花 赤い夕顔の花 56 父親の悪口を聞いた長五郎は、どう思っただろうか。 夫の盛永は、領民たちからそんなふうに思われてい たのか。 お万は、おばあさんのことばを思い出し、そっと涙を ふきました。 「奥がたさま。わしが夕顔の花をとったばかりに、い やな思いをさせてしまい申し訳ありません。よかれと 思ってしたことが、とんでもないことになってしまい ました。ほんとに申し訳ありません」 そうべえは、お万にあやまりました。 つづく