風の神様からのおくりもの

[童話]風の神様からのおくりもの


風の神様からのおくりもの 3


「どうもあの家らしい」
神様は、光っている家をめがけておりていきました。
「どうか赤ちゃんを…どうか赤ちゃんを助けてくださ
い。お願いします」
「神様、どうか孫を助けてくださいませ」
「この子は、おそらく助からないだろう。たとえ助か
ったとしても、普通の生活はできないだろう。かわ
いそうに…」


「小桜姫さま、小桜姫さま。どうか私を…どうか私を
助けて…」
神様の耳に、いろいろな人の声が聞こえてきました。
「これは大変じゃ。わしの力でも、この子を助けるこ
とができないかもしれないぞ」
神様は、女の子の家のまわりを、ぴゅーぴゅーとま
わりながら、一心に女の子のために祈りました。


        つづく





「風の神様からのおくりもの」は、みほようこ
初めての童話集「風の神様からのおくりもの」に
収録されています。


https://mihoyouko.web.fc2.com/douwasyuu1.html


童話集「風の神様からのおくりもの」の価格は、
現在1430円です。