[童話]明神さまの姿をみた少女
明神さまの姿をみた少女 5
松虫草の花は秋の日をあび、きらきらとかがや
いています。
「なんてきれいな花だろう。兄ちゃんは松虫草
の花をみて、どんな顔をするだろうか」
少女は松虫草の花をじっとみていました。
すると、どこからか赤いちょうが一匹まってきま
した。
松虫草の花の上で、赤いちょうが羽を大きくひ
ろげた時、少女は余りの美しさに「あっ」と声を
あげました。
ちょうの羽には、大きな目玉のようにみえるもよ
うがついていたのです。
なんとも不思議なもようでした。
つづく
「明神さまの姿をみた少女」は、みほようこの
初めての童話集「風の神様からのおくりもの」
に収録されています。
https://mihoyouko.web.fc2.com/douwasyuu1.html
童話集「風の神様からのおくりもの」の価格は、
現在1430円です。