[童話]雪んこの舞
雪んこの舞 4
しかしるみは目がみえないので、何千回もけいこし
なくてなりません。
がんばりやのるみは、ころんでもころんでも自分で
おきあがり、一生けんめい舞のけいこをしました。
そしてるみは一ヶ月で基本の舞ができるようになっ
たのです。
秋が終わるころ、空の神さまのもとに、人間の国か
ら手紙がとどきました。
「二月七日、山深い町・長野でスキー大会がおこな
われます。開会式で雪んこの舞をぜひみせてくださ
い。 空の神さま、おおぜいの雪んこたちをつれて、
長野の町へぜひおいでください。みんなでお待ちし
ております」と。
つづく
「雪んこの舞」は、みほようこの初めての
童話集「風の神様からのおくりもの」に収
録されています。
https://mihoyouko.web.fc2.com/douwasyuu1.html
童話集「風の神様からのおくりもの」の価格は、
現在1430円です。