福寿草になった少女

[童話]福寿草になった少女


   福寿草になった少女 3


「わしらにも、元気なこどもがほしいのぅ」
こどもたちをみるたびに、二人はそう思います。
「だんなさまも奥さまも、あんなにこどもが好きなの
に、なぜこどもが授からないのじゃろ。早くこどもが
授かると良いのぅ」
長者夫婦は、こどもたちだけでなく、村の人々から
もしたわれていました。


「私たちには、もうこどもが授からないのかしら」
「いや、そんなことはない。二人で一心にお願いす
れば、明神さまが元気なこどもを授けてくださるに
ちがいない」
二人は、いつかこどもが授かると信じ、毎日明神さ
まにこどものことをお願いしていました。
しかし、何年たっても、こどもは授かりませんでした。

 
     つづく





福寿草になった少女」は、みほようこの二冊目の
童話集「竜神になった三郎」に収録されています。


https://mihoyouko.web.fc2.com/douwasyuu2.html


童話集「竜神になった三郎」の価格は、
現在 1540円です。