福寿草になった少女

[童話]福寿草になった少女


   福寿草になった少女 23


それから五百年がすぎました。
守屋山のふもとでは、何万本にもふえた福寿草が、
春の光をあび、美しく咲いています。


その中に一本、福の生まれ変わりの花が咲いてい
ます。
その福寿草は、守屋山にまだ雪が残っている頃、
ふっくらしたかわいい芽をだします。
そして、ほかの福寿草が全部咲き終わるまで、美
しく咲いているそうです。


     おわり





福寿草になった少女」は、みほようこの二冊目の
童話集「竜神になった三郎」に収録されています。


https://mihoyouko.web.fc2.com/douwasyuu2.html


童話集「竜神になった三郎」の価格は、
現在 1540円です。