ふしぎな鈴

[童話]ふしぎな鈴


   小桜姫とふしぎな鈴 13


大江家の一人娘が、なぜ三浦家へとついだのかっ
て、ふしぎに思うでしょうね。
おとうさんは姫にこどもが生まれたら、一人大江家
のあととりにするつもりだったようです。
しかし、仲のよい夫婦でしたが、何年たっても、こ
どもは授かりませんでした。


その頃、三浦一族は、小田原の北条氏と、土地を
めぐる争いをしていました。
「くだらない争いをやめ、みんな仲良く暮らせばい
いのに」
争いごとがきらいな姫は、みんなが平和に暮らせ
ることを願っていました。


         つづく





「ふしぎな鈴」は、みほようこの三冊目の童話
「ふしぎな鈴」に収録されています。


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「ふしぎな鈴」の価格は、現在 1540円です。