[童話]ふしぎな鈴
じいちゃんとばあちゃん 5
「じいちゃーん、じいちゃんはどこー」
かなはおじいさんの家へ行くたびに、おじいさんを
探して歩きました。
でも・・・おじいさんはどこにもいませんでした。
「死ぬということは、姿がみえなくなるということなの
かしら」
かなはそう思いました。
いつも温かな心でかなに接してくれたおじいさん。
おじいさんとのなつかしい思い出は、かなの心に
強く残りました。
「人はいつか死んでしまうのだな」ということを、か
なはおじいさんの死を通して知りました。
つづく
「ふしぎな鈴」は、みほようこの三冊目の童話
「ふしぎな鈴」に収録されています。
https://mihoyouko.web.fc2.com/douwasyuu3.html
「ふしぎな鈴」の価格は、現在 1540円です。