[童話]ふしぎな鈴
かなの家が、かなの住んでいる村が、どんどん小さ
くなって、とうとう見えなくなってしまいました。
朝顔のエスカレーターは、途中止まることなく、空に
むかってどんどんのぼっていきます。
「かなさん、つきましたよ」
その声で、かなははっとわれにかえりました。
ついた所は、広い野原のまんなかでした。
たんぽぽやすみれやれんげの花が、野原一面に咲
いています。
空はまっさおで、黄金色の太陽が、目の前にきらき
らとかがやいていました。
つづく
「ふしぎな鈴」は、みほようこの三冊目の童話
「ふしぎな鈴」に収録されています。
https://mihoyouko.web.fc2.com/douwasyuu3.html
「ふしぎな鈴」の価格は、現在 1540円です。