ふしぎな鈴

[童話]ふしぎな鈴


   ふしぎなリュック 1


かなは四年生になりました。
かなの学校へ、古杉先生が転校してきました。
小柄な色の白い先生でした。
先生はかなのクラスの担任になりました。
先生は、いつも背中に、灰色のリュックをしょってい
ます。
そのリュックは、さんざん使ったものらしく、古い物で
した。


かなはリュックをみるたびに、「新しいリュックを買え
ばいいのに」と思いました。
初めて灰色のリュックをみた時から、かなはリュック
のことが気になってしかたがありませんでした。
「なぜ灰色のリュックのことが、気になるのだろうか」
かなはふしぎに思いました。


         つづく





「ふしぎな鈴」は、みほようこの三冊目の童話
「ふしぎな鈴」に収録されています。


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「ふしぎな鈴」の価格は、現在 1540円です。