[童話]ふしぎな鈴
ふしぎなリュック 6
その時、かなのポケットの中に入っていた鈴が、「リ
ーン・リーン・コロンころん」と鳴り出しました。
ポケットの中で、鈴がうれしそうにおどっているよう
な感じでした。
かなはポケットの中から、鈴をとりだしました。
その鈴をみた先生は、なつかしい気がしました。
「桃の形の鈴、どこでみたのだろうか」
しかし、どこでみたのか、先生には思い出せません
でした。
「私はどこかでこの鈴をみたことがある。どこでみた
のだろうか」
先生は、心の中で何度もつぶやきました。
つづく
「ふしぎな鈴」は、みほようこの三冊目の童話
「ふしぎな鈴」に収録されています。
https://mihoyouko.web.fc2.com/douwasyuu3.html
「ふしぎな鈴」の価格は、現在 1540円です。