ふしぎな鈴

[童話]ふしぎな鈴


   ふしぎなリュック 8


うちじにしている人々…血まみれになり、なきさけん
でいる人々。
「もしかしたら…私は昔三浦半島の城に住んでいた
ことがあったのかもしれない。そして、かなもいっしょ
に暮らしていたのかもしれない。でも…かなはまだ四
年生、今このことをかなに話すわけにはいかない。か
なが二十才になったら話そう」
先生は心に決めました。


かなが鈴をわたすと、先生は鈴を手にのせ、じっとみ
ていました。
先生が鈴をなでた時、ふしぎなことがおこりました
鈴がぴかっぴかっと黄金色に輝きだしたのです。


         つづく





「ふしぎな鈴」は、みほようこの三冊目の童話
「ふしぎな鈴」に収録されています。


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「ふしぎな鈴」の価格は、現在 1540円です。